入れ歯の種類を御案内します

手がなくなったら「義手」
足がなくなったら「義足」
歯がなくなったら「義歯(入れ歯)」になります。

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お口の中でも歯はとても大切なものです。歯はおいしく食事をとるのに必要であり、おしゃべりをしたり、顔の表情の一部であったり、と健康で充実した毎日の日々の大切な要素と考えております。

しかし残念ながら虫歯や歯周病で歯が多数なくなってしまった方は入れ歯(義歯)の治療が必要になります。はやし歯科医院では、できるだけ快適で体の一部としてご使用いただけるよう多数の入れ歯をご用意しています。入れ歯に関して分からないこと、聞きたいこと等ありましたらご相談ください。


義歯の利点
・他の健康な歯を削りません。(義歯を安定させるためのバネがかかる歯は部分的に1〜2mm削って調整することがあります)
・保険内での治療の場合、安い費用で製作できます。

義歯の欠点
・義歯ができるまで4,5回の通院が必要です。
・バネが見た目を悪くすることがあります。
・お口の中で違和感が大きく発音や食事に慣れる必要があります。
・取り外し式なので、お手入れが面倒で破折や変形する可能性があります。



入れ歯の種類

入れ歯は無くなってしまった歯の状態により総義歯と部分義歯があります。
歯が全て喪失した方は「総入れ歯(総義歯)」になります。
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一本でも歯が残っていれば「部分入れ歯(部分義歯、パーシャルデンチャー)」になります。
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保険治療と自費治療の違い

義歯は健康保険範囲内でできる義歯と保険外(自費治療)の義歯があります。それぞれ長所・短所がありますので、よくご相談のうえ決定してください。

保険内治療での義歯について
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長所
・保険内でカバーできるので比較的経済的な負担が少なくてすみます。
・プラスチック(レジンという材料)のため調整が容易にできます。

短所
・義歯を他の残っている歯に固定するバネが目立つことがあります。
・バネが緩みやすく、さらに設計も保険上の規制があるため、安定させることが難しいことがあります。またその結果、残っている健康な歯に負担がかかり易くなります。
・プラスチックのため割れたり、すり減ったりすることがあります。また厚みがあるためお口の中で違和感が大きくなることがあります。

自費の義歯について

1,金属床義歯
(チタン製とコバルトクローム製のものがあります)
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長所
・金属でできているため、強固でがっちりと安定した噛み心地になります。
・プラスチックの義歯より違和感がかなり少なくなります。
・義歯の形が自由になりバネが目立ちにくく残りの歯にも負担が少なくなります。

短所
・金額が高額になります。
・義歯の修理が時間がかかる場合があります。

2,ノンクラスプデンチャー


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長所
・金属の留め金(バネ)が無いので入れ歯が目立ちません。
・柔軟性のあるナイロン系樹脂のため、割れません。
・レジン床(プラスチック)のものより薄く作製できます。
・透明感があるため、歯茎の色となじみます。

欠点
・欠損部の多い入れ歯には一部作製できないこともあります。
・咬み合わせにより作製できないことがあります。
・入れ歯の修理(人工の歯を足す等)に時間がかかることがあります。



 
 
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